要人に求められる知性!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?! 非機密情報――『要人に求められる知性』 ----------------------------------------------- 英国訪問中のジョージ・ブッシュは、女王陛下ご臨席のお茶に招かれた。ブッシュは女王に帝王哲学の要諦をお訊ねした。女王は、指導力を確保する秘訣は、知性ある人材を取り巻きにすることであるとお答えになった。陛下はいかにして人の知性をお見分けになるのでありますかと、ブッシュは重ねて訊ねた。 「私には、人を試すのにうってつけの質問の用意があります」と、女王は答えた。 「実際にお見せしましょう」 女王はトニー・ブレアに電話して 「首相閣下、私の質問にお答えなさい」と言った。 「あなたの母上にはお子さんがいます。あなたの父上にもお子さんがいます。このお子さんはあなたの兄弟でも姉妹でもありません。では、このお子さんは誰でしょう」 トニー・ブレアが答えた。「その子は私です、女王陛下」 「ご名答。ありがとうございます。それでは、ごきげんよう、閣下」 女王は受話器を置いて、「これでお分かりですわね。大統領閣下」 「ええ、女王陛下。ありがとうございます。これから私もそのテクニックを使わせてもらいます」 ワシントンに帰任したブッシュは、上院外交委員長を試さねばと思い至り、ジェシー・ヘルムズを呼びつけた。 「君は私の質問に答えられるかね」 「もちろん、お答えしますとも。なんでしょうか」と、ジェシーは言った。 「エー、君の母上は子どもがいる。父上にも子どもがいる。この子は君の兄弟でも姉妹でもない。この子は誰かね」 ヘルムズは口ごもっていたが、やがて、「どうか、時間をください」と願い出た。 ブッシュが頷(うなず)いたので、ヘルムズは退出した。ただちにヘルムズは共和党の上院長老議員たちを招集した。頭を寄せ合い数時間、知恵を絞ったが、答が出せる者はいなかった。 弱り果てたヘルムズは、国務省のコリン・パウエルに電話して、問題を説明した。 「いいかい、お若いの。君の母上には子どもがいる。父上にも子どもがいる。この子は君の兄弟でもなければ、姉妹でもない。この子は誰だ」 パウエルは即座に答えた。 「バカだなあ。私に決まってるじゃないか」 安心したヘルムズは、大急ぎでホワイトハウスに取って返し、 「閣下、判明いたしました。あの子はコリン・パウエルでした」と大声で言った。 ブッシュは呆れ顔で「違うぞ、バカ者。答はトニー・ブレアだ」と言った。 ----------------------------------------------- UNCLASSIFIED:-Intelligence - 原文: 出所不祥 作者: 不祥 =============================================== ジャンル別一覧
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